2019/12/12 11:08

こんにちは、対馬コノソレです。

対馬では、今年8年ぶりとなるハチミツコンクールが開催されました。
11/22の審査会と翌23日に佐須農業秋穫祭の中で行われた表彰式と即売会の模様をお伝えします!


●1日目
審査会では、全島から集まった30点ものハチミツが一堂に並び、5人の審査員による審査が行われました。
審査項目は①糖度②味③外観④香り⑤特徴の5点。

私たちスタッフも審査前に味見をさせてもらいましたが、ハチミツってただ甘いだけじゃないんですね。
同じように見えてもコクがあるもの、サラサラしているもの、酸味があるもの・・・ひとつとして同じものはないのです。

だから、審査委員の皆さんも審査には相当苦労されていたようです。

少なくとも30口のハチミツを味見するわけですから、途中で口直しのリンゴを食べたり、水を飲んだり・・・
本当に大変な審査だったと思います。こうして3時間後、たくさんの話し合いの末、金銀銅賞上位6点のハチミツが決まりました!


入賞商品は小分けしてオークションにかけます。惜しくも賞にもれた24点は仕入原価で即売会があるとか?!
明日が楽しみです。


●2日目
そして、秋晴れの気持ちいい空の下、始まりました農業秋穫祭。
出店の準備をしているとすでにたくさんのお客さんが。

対馬でも蜂を飼っていない限り、ハチミツを手に入れる機会はなかなかないですもんね。
これから始まるオークションに期待が募ります。

祭の開会式直後にまずは表彰式。

見事金賞に輝いたのは峰町佐賀(さか)の方。
そのハチミツは「甘みと酸味のバランスが取れた舌触り滑らか、糖度も高く見た目にも美しい澄み切った琥珀色」
という審査員長のお墨付き。
どのハチミツも素晴らしく、僅差での受賞となりました。


そして、お待ちかねのオークション。
初の試みということでスタッフは相当ドキドキしていたのですが、スムーズに落札されてひと安心。


落札者がいなかったハチミツは即売ブースで販売となりました。
今日は市場価格よりお安く買えるとはいえ、やはり高額品。
売れるのかしら?と半信半疑でしたが、入賞ハチミツはもちろん、他の1升瓶も売り切れ続出。

皆さん、味見をして自分好みのハチミツを見つけたようです。

30種類ものハチミツ、食べ比べできる機会なんてそうないですもんね。

こうして大盛況に終わったハチミツコンクール。
対馬では在来種である二ホンミツバチが年々減少しており、採れるハチミツの量も減ってきています。
課題はいろいろありますが、来年以降も開催できるよう「対馬のハチミツ」を守っていければと思います。


審査会